HK416バレルとは。

そもそもM4とどう違うのかってことですよね。
写真は完全分解で分かりやすいです。

ガスブロック後端には突起があります。
これはM4と大きく違いますね。
ドイツ製だからピン固定と突起固定で3点留めで、
ガスピストンの強烈なリコイルでもずれないように対策しているのでしょうか。

バレルもエクステンション径と同じヘビースタイルです。

こちらは更に分かりやすい。
M4サイズのバレルエクステンションと
HKサイズのバレルエクステンションです。

全然長さ違いますよね。ビックリするほど。
アッパーのバレルナット延長されているので強度UPが目的でしょう。

面白いのがこれ。
HK416とMR556ではバレルエクステンションの形状が違います。
エクステンション後端に突起があります。

これはフルオートボルトキャリアを使えないようにするためみたいですね。

ここに突起が刺さるんですね。
これによりMR556ボルトしか使えないようにしています。

フルオートシアを引っ掛ける構造はボルトキャリア後端にあります。
HK416ボルトはその部分の構造がフルオート用で、
もちろん前側の切り欠きもありません。

こちらがHKでも新型のA5です。
さらに違いますね。

固定方法がガラッと変わっています。
さらに強度UPしています。

エクステンションに突起があるのでMR556のA5仕様バレルということですね。

さらにこれ。
MR223A5とHK416A5のアッパー。
リアエンドが違います。
さらにこれバレルナット外径も違うそう。

MR223A5よりHK416A5の方がアッパー側バレルナット外径が太いため
MR556のバレルエクステンションが使えない。

やはりフルオート、セミオートの関係でバレルナットの太さ、
エクステンションの太さまで変えているのでしょうか。

バレルナットは同じものが使えるということです。

つまりアッパー先端の厚みがセミオートよりゴツくなっているということ。
そしてフルオート用のA5はバレルエクステンションもセミオートに比べごつい。

全ては強度UPのためでしょう。

OPではHK416ベースで製作しているのでそもそもセミオートは眼中に有りませんでしたが、
ここまで違うのは驚きです。

A5はピストンブッシングにピンを打ち込んで、取付基部を変更しただけかと思っていたのですが、
もっと色々変わっていましたね。

これがMR556

こちらがHK416

OPコンプリートHK416A5製作のために色々調べています。
やはりドイツ製ってコダワリが凄いですよね。
目的に合わせてとことん細分化するのがドイツのコダワリなんでしょうね。

こういうコダワリ好きですよね。日本人も。

車でも車種専用設計に萌えますし。
シャシー同じでエンジンだけ変えて値段変えるのは私受け入れられないですもんね笑
こだわった車種なら当然のこと。

でも最近はドイツ製と言えど共通部品化でコストカット図ってますもんね。
利益を出すためには仕方有りませんが。

いやぁ早くこれを完成させたい。

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