パタゴニアの名前を知らない人はいないと思いますが、

「ロストアロープロジェクト」はご存知ない人が多いのではないでしょうか？

ワイルドシングス、ポーラテックなどのようにアメリカを代表する巨大なアウトドアアパレルメーカーですよね

 

パタゴニアは環境保護やリサイクルを謳う会社としても有名ですが、

ロストアロープロジェクトはそれとは対になる完全な軍需産業に特化した組織です

パタゴニアの軍需産業部門として発足し、今は独立して別会社になったのかな？

ECWCSは米軍のレイヤリングシステムで、重ね着の概念ですね

パタゴニアの勢力を集結し、米軍のECWCSやPCUを上回る最高のウェアを開発するために設立されました

コストは度外視で開発されるため球数も少なく、主に米軍特殊部隊向けです

現在でも政府機関でしか購入できず、民間販売はありません

民間のパタゴニアと似ているようですがコストは倍以上かかっているため別物と考えて良いと思います

こちらは米軍のソフトシェルとプリマロフトを合体させたモデルと言いましょうか

ロストアロープロジェクトでは3レイヤー内で長期間の山岳任務を完結させることを目的に

1つの衣類に6つの仕事をさせるためには？という問いかけでスタートしたそうです

つまりこちらのフーディーもソフトシェルとプリマロフトを合体させただけではなく、

さらに軽量にもなっています

防水、防湿、汗をかいた時の不快感も改善、さらに氷点下以下ので機能低下のない

まさに画期的なウェアです

PCUやECWCSでは7つのレイヤーで砂漠から雪山まで調整可能にしています

これを3階層でやるってことですよね

レベル4のウィンドジャケットはゴアテックス素材が使われていましたが、

これは汗をかいた時の換気があまりよくなく、さらにゴワゴワした素材でシャカシャカと生地の擦れる音もうるさく、

着心地も悪いため米軍でもあまり好まれていませんでした本格的な大雨のレインコート以外には使わないようです

袖口も従来と異なるデザインで手首に快適にフィットします、ストレッチ素材です

この部分は汚れやすく、風、水も侵入しやすく、さらに破れやすいです

このデザインであれば上記の問題もクリアできそうです

＊ロストアロープロジェクトの製品にはこのマークが印字されています

ロストアロープロジェクトはECWCSやPCUの延長線上ではなく、

全く新しいシステムです

ECWCSやPCUは最新の素材を用いたり、改良することしかできませんでした

ロストアロープロジェクトではMARSを全く新たに作り直しました

旧 Military Advanced Regulator System
新 Military Alpine Recce System

従来までの問題点はレイヤーが多すぎる点です、最大で8層ありどれを選ぶべきかも複雑で分かりにくい

ECWCSやPCUを初めて見た人はどれとどれを着るの？と疑問に思いますよね

新MARSではなんと3層で終わります。砂漠から雪山まで3層で完結です！

ファストフードのメニューのように悩むことなく簡単にテイクアウトが可能です笑

ACTIVE（動的）、基本的にこの中から3着選べばOKです

STATICは静的、つまり嵐の中、じっとしている必要がある時に使用します

従来のレベル7に相当します

アクティブはベースレイヤー、クロスレイヤー、アウターレイヤーからなります

ベースレイヤーは従来のレベル1、2と同様です

薄手の下着、厚手の下着という感じです

夏なら薄手の下着、冬なら薄手の下着をベースレイヤーから選びます

クロスレイヤーも薄手、厚手と2タイプあります

クロスレイヤー2を見て行きましょう

US Nano Airシリーズですね

今回ご紹介したのがフーディーです

ソフトシェルとプリマロフトを合体させてさらに軽量化したイメージ

一番使用用途が多いのではないでしょうか

さらに寒ければアウターウェアから選びます

H2Noはラボとアウトドアフィールドの両方で製品の防水性、

透湿性、撥水性、長期的な耐久性を測定する長期間にわたるプロセスです

時計で言うところのクロノグラフ認定みたいな感じですね

ちなみに、登山家と特殊部隊のウェア選びの違いは登山家は過酷な天候を乗り越えるためのウェアが必要なのに対し、

特殊部隊は任務遂行のためにパフォーマンスを向上できるかどうかにかかってます

動きやすく、汗をかいてもすぐに快適になる、保温できることが重視され、

多少の防水性のは犠牲にして良いと新MARSでは結論づけられたようです

プリマロフトは人工羽毛ですが、ある程度の温度までは快適に適応できます

マイナス30度とかは流石に難しいと思いますが

プリマロフトのメリットは水に濡れても保温能力の機能低下が4％しかないことです

つまり水に濡れても保温能力は低下しないのです

先ほどのフーディーをたたむと、これほどまでに小さくなります

比較するとヘッドセットより大きく、ヘルメットより小さいです

さらにZIPにパックして軽く空気をぬけばこの通り

ヘルメットの内側に入るほど

これならユーティリティポーチかバックパックにこれ1個入れておくだけでOKですね

撥水機能も素晴らしいので雨降りでもOKです！

ただし非常に軽量ということは生地が薄いです

耐久性もロストアロープロジェクトなのであるのだと思いますが、個人的には心配です

今度、氷点下の雪山で実際に試してみたいと思います！

防寒、防風、防水、そして発汗した時の快適性、そして耐久性まで実験できればと思います！

新MARSはシンプルなシンプルなデザインにも理由があります

最低注文数を下げることができたのです！

表生地がほぼ同じであり、注文が入ってから生地をカットしたり色をつけることができます

従来までは1サイズ1カラーで最低注文数1000個だったものが200個から注文できるようになったのです

そして全てアメリカ製も実現できました

フーディーの説明

「濡れた時でさえ暖かい」

これ最高の文言です、めちゃくちゃ運動して汗をかいても、氷点下以下の極寒でも快適な環境を保ち

ヘルメットを被ったままフードを被ることができます

全身運動ももちろん可能です！シャカシャカ音がうるさくないのもタクティカルな面では大切な要素です

プレキャリと合わせても違和感なし

普通にカッコいいです

前回のスノボーでマイナス3度、雪も吹雪いた中でAmazonで購入したウェアがお亡くなりになったためです

氷点下以下で雪が常に付着して、そのあとに水滴になると生地に全て吸収されました汗

凍る、溶ける、凍るを繰り返して性能が維持されなかったのです、まぁAmazonのスノボウェアですからねw

次回は非常に高額なロストアロープロジェクトのNANO Airで挑みたいと思います！

レイヤリングで言うとレベル5相当？ですが寒さは大丈夫なのか心配です

ちなみにパンツはワイルドシングス製ローロフトを愛用していますが、これも素晴らしいです！

レベル7かな、極寒冷地でも使用OKなので10度以上の気温で動き回ると逆に暑いです

以下説明

断熱性、防風性、耐水性の高いナイロンシェルパンツは、
2オンスのキルティングPrimaLoft合成断熱材を使用しており、寒い状況でも軽量で快適です。
冬の軽作業に適したこのパンツは、伸縮性のあるベルクロ (面ファスナー) 留めウエストバンド、
ドロップシート、フルレングスのサイドジッパーが特徴です。
ローロフト パンツは 70 デニールのテクスチャード ナイロン生地で作られており、
雨風からの保護を損なうことなく衣服の重量を抑えます。
ナイロンリップストップ裏地は2オンスのプリマロフトにキルティングされています。

さらにいうと難燃素材です
ボードのビンディングに食い込ませて引っ張られても破れることもないです
寒いと男性の息子が縮こまるじゃないですか、これにしてから全くそんなことないです！
それでいて汗をかいてもベントがあるのですぐに換気可能です

これはお気に入り！

ロストアロープロジェクトはこの性能を維持しながら動きやすさも追求し、
さらに軽量にしているってことですよね、とんでもない製品ですよ

パタゴニア好きなった人手をあげて〜？？笑

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現在ではガスガン（マルイMWS、WAM4、VFC）、トレポンのカスタムも行っております。
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