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TCAPSとはオーバーイヤーヘッドセットやインイヤーヘッドセット(イヤープラグ)の総称です

AMPやCOMTAC、INVISIOなど多数のメーカーからリリースされています

単に射撃音、爆発音を防ぐための聴覚保護だけするなら耳栓つければ30dBほど下がります

でもそれだと人の声は聞こえないし、無線機を通して隊員と通信もできません

さらに声や足音などどの方向から聞こえるか360度の位置もハッキリと分からないといけません

聴覚保護、無線通信だけならCOMTACとかで充分なわけですが

ヒソヒソ声や足音など小さな環境音は逆に増幅して隊員に伝えてくれる機能も欲しいです

こうなってくるとCOMTACも5や6、7など新しいモデルが良いですし、AMP NFMIも欲しいところ

隊員が使用する無線機は1個だけでなく2個以上、さらにはスマホなどの端末も連携が必要です

その場合はデュアルケーブルにする??それともPTTから分岐をとる??じゃあ電源は??

多くの電子デバイスを繋げてヘッドセットに情報を集約する、そして電源の確保

これって非常に難しいですよね、さらに急な雨ならともかく水中、海水に入った任務はどうする?

通信をいちいち遮断する??

また高度10,000M以上でも機能するか、また水中10Mでも機能する防水性能があるか、

高温多湿の環境から極寒、乾燥地帯で壊れることなく機能するか

またヘッドセット自体は軽量でないとヘルメット周りの高重量化(四眼)に首が耐えられません

長期間の任務でも疲れない重量、ヘッドセットを軽量にしながら耐衝撃性も確保する

またイヤークッションも長時間着用しても耳が痛くならないようにする必要があります

全てを最高レベルで確保するには最高レベルのプライスと技術になってきますね

デシベルは、音の強さ、音圧を、「レベル表現」を用いて表すときに使用されます。

一般的に85dBを超える環境ではヘッドセットの着用を推奨されます

射撃音は最高レベルの165デシベル(ただし弾頭によって異なるので140〜170dBとされています)

自衛隊の屋内射撃場で64式小銃を撃つ際に隣の補助者が受ける射撃音は171dB、射手は165dB

9mm拳銃は補助者が157dB、射手が148dBと報告されている

確かに海外の射撃場でも隣で撃たれた方がびっくりする

ブラックホークダウンでもそのシーンありましたよね

サプレッサーを装着すれば20dBくらいは下がるのでやはり有効性が高いです

一方のささやく声は30デシベル

つまりヘッドセットでは165デシベルの射撃音を減少させ、30デシベルのひそひそ音を

増幅させる必要があります

また音の方向性もハッキリと認識できるようにしなければなりません

最近はヘッドセットにイヤープラグを装着した二重聴覚保護も重要視されています

AMP NFMI+NEXUS NATOケーブルが限定1セットの大特価25万円

AMP NFMIの騒音減衰性能(NRR:Noise Reduction Rating)は22dB

NFMIイヤープラグと併用すると34dBのノイズ抑制が可能となる

NRRはアメリカの規格、SNRはEUの規格です

例えばドライヤーの音が60dBだとするとAMP NFMIを装着すると38dBになります

静かな環境音のレベルになります、凄いですよね

INVISIO T7は、この典型的な例です。これは、高高度、水中で頑丈で軽量な聴覚保護ヘッドセットで、交換可能なヘッドバンド、ネックバンド、ヘルメットマウントバージョンの3つの交換可能なバリエーションがあります。T7は、高度12,000メートルから水中10メートルまで使用でき、着用者に28 dB SNR(信号対ノイズ)聴覚保護、広域状況認識、およびすべての環境でのクリアな通信を提供します。

騒音減衰性能(NRR:Noise Reduction Rating)はどのモデルも-22dB

簡単に言えば160デシベルの射撃音が、137デシベルの飛行機の着陸音にまで抑えられる

元デルタもINVISIOを褒めてますね

T7ヘッドセットの重量はわずか347グラムですがMIL-STD-810G規格のテストと認定を受けています。

COMTAC VIは379グラム、防水性能は真水で水深1メートルで1時間、海水で2メートルで30分

AMP NFMIは419グラム防水性能は推進1メートルで30分

元デルタが説明していたT5から新型T7はかなり進化していますね

防水が1Mから10Mへ、、、

10Mですよ??COMTACやAMPと比較にならないですね

一部ではDGも使用していると言われているT7

この写真は本当にAMPなのか不安に思ってきましたね

V60(PTT)は、T7ヘッドセットを、V60のユーザーがアクセスするラジオやスマートフォンなどの最大3つのデバイスに接続します。この通信ハブの最新バージョンは、V60 IIとV60 II ADP(オーディオ、データ、電源を橋渡しする)です。

これすごいですよね、上空を飛ぶヘリの音を減音して無線の音を増幅するシーン

INVISIOのPTTはXシリーズからVシリーズにアップデートされ、というか新型になり

今回VシリーズもIIに改良されています

驚異的な軽さと剛性、防水のT7、今回のこちらDG放出

イヤークッションの硬さはAMPが一番硬いとすると柔らかいジェルパッドのCOMTACとの

中間の硬さで非常に心地いいです、人工工学的な耳の形に湾曲したデザインです

柔らかすぎるジェルパッドは破損が目立ちますし、硬いAMPだと耳が痛いし

最新モデルだけあってよく考えられてます

T7はもちろん軍専用品で民間販売なし

これ持っている人ほぼいないんじゃないかってレベル

T7からバッテリー内蔵をやめて電源のあるPTTもしくは無線の電源を通じて起動します

V60のスイッチで起動します、ボリュームは自動で調整されます

音のクリアを際立たせるモードや任務に集中するモード、普段の快適なモードと3段階に切り替え可能

本当はアップデートされたV60IIや電池内蔵のV50IIが欲しいですがこれまたこのPTTも激レアすぎて

ダウンリードケーブルはシングルでOK、INVISIOはシングルしかありません

理由は専用PTTで複数無線、スマホ、電源などを繋いで管理することができるから

凄いですよね

INVISIOはDGやDELTAでの使用もありますがタフなMARSOCも使用していますよね

アップデートされた最強T7はどこで露出するのか

V60 IIが欲しいところ

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