OPコンプを所有すること
OP創世記
来年で20周年か
感慨深いですな
ここまで続けてこれたのはOP愛好家様のお陰に他ならない
古参の方も初めましての方も、OPにご連絡を頂く最初の一歩を踏み出してくれてありがとうございます
OPブログは過去に3回かな?ぶっつぶれていまして(お楽しみにしていた方には大変申し訳ございません)
20周年と言えど、今のブログはまだ始まって1年という状況です汗
OP愛好家様よりメール頂きましたので20年前にタイムスリップしてみたいと思います
*とは言えデータごと消えているので振り返れる写真がないのでご了承ください
最初からOPコンプがあったわけではありませんが、今ではこのように感謝頂き
続けてきて良かったなと思います
http://optics-dealer.com/2024/09/19/op-story/
OPの歴史はブログのTOPからSTORYで読むことができます
未読の方はこちらも併せてご覧ください
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この20年間、恐らく90%以上、毎日ブログ投稿をしています
記事の使い回しもAI生成もしていません、私が思ったことを毎日書いているだけです
OP創世記
遡ること、2005年、晴れて大学1回生になったOPくんは大都会大阪で夢のキャンパスライフがスタートするのでした
2003年にCOD(コールオブデューティー)の記念すべき1作目がリリースされてそれをやるくらいでしたね
今ほどミリタリーの情報は簡単に手に入りませんでした
ミリブロが2007年ですよ
周りに師匠もオタクな友達もいませんから、私はモバゲーってとこのオンラインサークル?で情報収集していました
その時にお世話になった知識豊富な先生とは今でも交流があります
昔はね、ドットサイト、ダットサイトの違いもわからなきゃ
アコグ?実物?だったんですよ
それくらい実物ってものはほとんど日本にありません
アコグはACOG(エイコッグ)ね
2005年冬休みかな?グアムに旅立ちます
もうね、屋外射撃場であるだけの銃を撃ちまくりました!
チェーンで繋がれていない、弾込めも自分でできる、ジャムも自分で対処できる
一つ一つ教わりながらゲームの中の世界だーって感じでしたね
フルロードされた弾、砂漠の射撃場、金髪美女を夢見てアメリカ本土に飛ぶわけです!
それが2006年夏
元々実銃用光学機器の輸入販売でスタートしました
トイガンへはオーバースペックだし見た目にも浮いて見えちゃうそんな時代
実物を所有することがロマンでしたね
2008年初めてのガスブローバックM4がWAM4から世界で初めて誕生しました
今のガスブロワールドがあるのはWAM4の開発のお陰です
あの頃はスチールパーツではなく亜鉛、プラ全盛の時代でした
写真のようにスチールエクステンションが出てもミリ規格だったり、
強度がないので締め込んでいくとエクステンションピンが折れ曲がっていました
これはHOPチャンバーの位置も傾くので良くないです
実アッパーを無加工で取り付けることができるガスブロ
もうね、想像をしていない世界でしたよ
実アッパーを加工して装着できるトイガンはその当時トレポンしかありません
ガスブロでは不可能とされていました
どんなにカッコイイ実物光学機器を持っていてもそれが映える銃って存在していませんでした
どうしても銃が浮いてしまう、チープさ、おもちゃ感が出る
本物のオーラは無可動実銃にしかありませんでした
しかし動かせない
OPバレルはハイダーアダプターと根元でセンターを出しているのですが
テープ1枚も、Oリングも必要ないドンピシャの精度です
このおかげで実ハイダーの小さな内径でも加工なしで球が出ます
OPバレルは旧財閥一流上場企業で製作がスタートしたので驚異的な精度になっています
この時も世の中はリーマンショックで不景気真っ只中でした
トイガン業界も漏れなく不況でしたが世界的な円高で輸入品がとても買いやすかったのは良かったです
ガスブロに命中精度を求める人もサバゲーで使う人もほとんどいなかったように思います
モデルガンからガスブロへ、お座敷シューターと呼ばれるような時代でしたね
OPバレル完成後はガスブロのデメリットである弾ポロ、チャンバーの噛み込みなど課題があります
それを解決するためと銃身のセンター出しのためにOPバレルエクステンションの開発
エクステンションの構造が誰がみても強化されているでしょ?
チャンバー位置も見直しました
OPバレルと真に一体化できますし、実アッパーへの最適化、そしてタマポロ解消が可能です
ちなみにVFCだとマーカー部分の切除が必要になります
プライムブルーと呼ばれる色
ここまでくるとロアが相当に浮いてきます
プライムは6000番アルミでアルマイト仕上げでこの当時では最高級品
しかしなが実アッパーとの色の差はご覧の通り
これを解消するためにOPロアは7075で硬質アルマイトでやりたかったのです
ただ、この時代はフロンです
タマポロが制御できても冬には動きが悪く、マガジンは温めるという作業が必要で煩わしかったです
リコイルも重量部品が増えるほど体感しなくなってきます
これがレアなOPロアの最初のモデル
7075に硬質アルマイトというだけでも非常に難易度が高かったです
「トイガン」というワードに今ほど市民権がありませんでした
エアガン=ちょっとやばい人のやる趣味でしたからね
WAM4ってファイアリングピンブロックがこのような形状でした
OPではステンレスでこの部分も作りました
後にここを強度を上げても意味がない、単なるドレスアップパーツだったことに気づき1回きりの生産だったかな?
意外と見逃しがちな実物グリップスクリューも取り付けできるようにしました
当時のWAM4って非常に細いネジだったのでグリップごともげることもありました
VFCではそこそこ太くなりましたが、実銃用はさらに一回り太いです
MAGPULロゴも覗いてご満悦
実アッパーとの雰囲気はかなり良くなりましたが
ボルトキャッチがね、、、スチールとは言え形状に違和感を覚えるし
ボルトキャッチピンもない構造でしたからね
どうしても目立ちます
テイクダウンピボット、セレクター、マガジンキャッチ、トリガーガードは実物ですよ
ボルトキャッチは外から見えるのでレプリカだと非常に目立つ
そこでWAM4機構のまま実物ボルトキャッチを加工して取り付ける
こうすると見た目が非常に良いですが加工賃が非常に高くなるのです
実銃がこちら
VFCでも実物ボルトキャッチを加工して取り付けるのですが、
構造上どうしても貧弱になる
CO2で動かすとリスクも増える
ガスブロの救世主、それがCO2
実銃用バッファ、スプリングを使うことができる
これ今までは電動でもガスブロでも使えないのでみんな捨ててました
価値がなかったものが急に価値が出る時代になりました
完全オリジナルエンジンになったOPロアの初号機
実銃同様のボルトキャッチスリットを再現
さらにCO2に耐えるノッカー構造
OPコンプの悲願とも呼べる最終形態
美しいでしょ
OPバレルで芯が出て
ボルトもリアルになり
このように実銃同様のフィールドストリップ、重量バランス、全ての部品が無加工で装着できるため工賃も安く済む
ここまでコンパクトにできてCO2で無加工で実物満載で高剛性で合法
これ以上何を望みますか?
これは実銃
OPコンプと並べても差はありません
20年前にこの世界を夢見て始めたわけではありませんが、
結果として実銃同様にまで仕上げることができました
これから先の20年は、アートとして工芸品としての価値をさらに高めていきたいと思います
OPコンプ、実物光学機器、最高にマッチするでしょ
まるで実銃、これだよこの世界を求めていました
ようこそOPワールドへ
まずはDMで感想を送ってみてください、喜びます