OP STORY
皆様初めまして
OPという名前が一人歩きして久しい今日この頃
当店はオプティクスディーラーという屋号でありますが、
その昔、愛好家様が「OPバレル」と命名されてからOPと呼ばれるようになりました
気づけば私も古参の部類で、OPって名前は知っているけど実態は知らない人も多くなりました
そんなOPのルーツやストーリーをご紹介させて頂こうと思います
OPは創業時からショッピングカート機能を設けておりません
Amazonのようにポチッと押して届くことはありません
理由がございます
私はトイガン、実銃が大好きですがこの趣味、事業を始めた時は一人でした。
右も左も用語も分からない世界で楽しく続けてこられた理由は皆さまとのメールのやり取りです。
1回1回メールにてお問い合わせいただく必要がありますが、
初めての人は「実物」というワードさえハテナだと思います。
実物ってなんですか?という質問でさえ聞く場所がありませんよね。
こんなことを聞いてもいいのだろうか?私もそうでした、ですのでご自由にお送りください。
また商品をポチッと買うのは消費であり味気ないですよね。
メールで色々なお話をすると商品を買う行為が体験になります。
行きつけのお店に行く感じです。
ネットの中では物理的な距離は関係なく全国の方と繋がることができます。
1個の商品を買うのに100回のメールをすることもございます!
私も楽しいので全く負担ではありません!
趣味人として分からないことを学び、楽しさを深める行為はとても大切です。
そんな場所であって欲しいと思い今もショッピングカートを設けておりません。
ネットでありながら不便ではありますが、雑談でも何でもお気軽にお問い合わせください!
ブログ読みました!の一言でも喜びます。
それではストーリーをご覧ください。
2006年光学機器輸入専門通販サイトとして創業
時を遡ります、私が大学2回生の時でした
サバゲーもトイガンも全く興味がなかった私ですが、CODなどFPSは大好きでした
アメリカでの実弾射撃に魅せられ数ヶ月おきにグアムに行ってました
グアムのいわゆる観光射撃ではなく屋外射撃場に通っていました
当時は自分の銃を所有するサービスもなく、銃の種類も少なかったですね
もちろんタクトレという言葉もありませんでした
私はハンドガンが好きでひたすらグロックやキンバーを撃ちまくってました
アメリカ本土ではサプレッサー付き、フルオート、スナイパーライフルなども楽しみました
するとカスタムしたい欲が強くなり、日本でも所有したいと思うようになりました
一番最初に輸入したのは忘れもしません「ITI M6X」ですね
その当時はSUREFIREよりもITIのライトがカッコいい時代だったと思います
ストリームライトも全盛期でした
ACOGなどのスコープも輸入していたのでオプティクスディーラーという名前になりました
光学機器の輸入しかやってませんでした
最初はマルイの次世代M4を買い、次にトレポンを買いました
当時からトレポンは孤高の名機で高嶺の花でした
プラや亜鉛合金が全盛期の時代にスチールバレルにアルミレシーバー、
独自の内部機構は素晴らしいメカでした
3丁目は札幌のLAスタジオ製トレポンベースのガスユニットM4です
トレポンをベースにガス化するという素晴らしい製品でした
当時まだガスブロという言葉が生まれていません
フロンガスを専用マガジンにリキッドチャージするだけでもすごいことでした
当時で30万円したかな、、トレポンベースなので果てしなく高額でした
そんなこんなで2008年に世界で初めてのガスブロWAM4が誕生しました
これは衝撃的でした!内部が実銃と同じ構造に近くリキッドチャージでガツガツ動く
ただ、今で言う実物フルカスタムは数年は不可能でした
というのもレシーバーの寸法が一回り小さい設計なので
どう頑張っても実アッパーを載せることができません
G&PがWAM4パーツを徐々にリリースする中、
一番最初にリアルサイズレシーバーを販売したのがPRIMEです
当時でレシーバー上下で10万円ほどでした
アルミ削り出しのアルマイト仕上げは赤く変色するなど今ではリアルな質感でした
上の写真がプライムブルーと言われるそれ
ロアがPRIMEでアッパーが実物です
この当時はCOLTよりもVLTORが超絶流行った記憶があります
あのカクカクしたフォルムは慣れ親しんだ丸みのあるフォルムのM4が
一気に近未来の銃に見違えたほどです
そのPRIMEのレシーバーに実アッパーを載せるのも当時では相当に難しく、
OPでは最初にファイアリングピンブロックの干渉箇所を加工する
それもアッパー側を加工していました
アルミ削り出しロアに実アッパー、実ハンドガードは最高の景色でした
そしてトイガンでは逆ネジハイダーが当たり前
各社からアルミアウター、スチールアウターも発売されました
しかしアルミは塗装仕上げ、スチールは一般的なパーカー仕上げでした
PRIMEからもスチールアウターが出ましたが当時で1万円ほど
1万円の最高級アウターを手に入れバレルを交換しました
しかし梅雨のある日本、もうねスチールパーツはどれもこれも大サビ
赤茶色になるほどの始末でした
当時からサバゲーするわけではなく、いわゆるお座敷コレクターだったので
赤錆は頂けません
2009年OPバレル誕生
当時1万円でも高いと言われていたアウターバレル
それも今ほどタクティカル要素のない軍用信仰全盛期です
スチールこそ正義、錆びてもリアルと呼ばれていた時代
そんな時代に1本3万円〜というステンレス無垢のOPバレルをリリースすることに決定
アウターに3万円は絶対に売れないと業界から総スカン
しかもステンレスなんてピカピカ光ってゲームじゃ目立つし
そんなM4存在しないよと言われる始末
さらにリーマンショック後の不景気真っ只中
みんなが金融不安で財布の紐は硬かったです
しかし、その当時からOP愛好家様に恵まれていた私
応援してくださる愛好家様のために1ロット30本でリリース
OPバレルの構想は
実アッパーに取り付けができること
アッパーとハンドガードの隙間が大きく空いていたので、
その隙間を実銃同様にするためバレルフランジ厚みの改良
さらに全長、ガスブロック位置もリアル寸法化
ハイダー部はアダプターにしてインチ、逆ネジの設定
さらに内径はマルイインナー、トレポンインナーに最適化された2種類
そして国産JIS規格SUS303によるステンレス削り
内径はガンドリルでぶち抜く高コストバレル
某国内最大手工業にて製造委託しておりました
リーマンショックで暇だったからこその受注して頂ける機会となりました
正にピンチはチャンス
WAM4用とトレポン用の2モデルでラインナップ
こんな感じでリリースしました
この時にOPバレルと命名されたのでした
全国からオーダーが入り最終的には数年で1500本近くは販売したと思います
現在も製造販売を続け、OPコンプのためにはなくてはならない存在となっています
今でこそDEVGRUが使用する銃はステンレスバレルになっていますが、
その当時はそんなことはなくスチールこそ至高でした
今ほど多様性という言葉もなく、みんなが同じものを持つことが正義に近かったかな?
OPバレルは邪道という人も多くいました
2010年OPコンプリート誕生
マルイのM4A1、トレポンのM4A1、ガスブロのM4A1と比べて
どこがリアルじゃないか間違い探しをしていました
実弾射撃好きなので内部もリアルなWAM4をベースに
これを実銃に限りなく近づけたい気持ちが出てきます
日本では発射機構は違法です
それ以外を実物化するプロジェクトを実行
当時実物フルカスタムをやっている人はほとんどいませんでした
理由は?
だって誰もやってない、部品もない、社外品もない
つまり組むことを想定できなかった時代です
実アッパー、OPバレルがあればあとは部品を頑張って加工するだけです
SUSバレルが似合う銃はVLTORでした
VLTORのVISコンプリートやM4A1、M4CQBRも製作しました
近未来のフォルム、そしてレプリカも存在しない時代に
VLTOR VISコンプリートは大きな反響だったと思います
*Tier1隊員の銃の再現
2011年にビンラディン急襲作戦が実行されてから
現在に至るまでTier1の中でもDEVGRUは圧倒的な存在でした
彼らの持つ銃を再現したい欲が強くなります
今でもTier1隊員の持つ銃の部品は非常に入手困難で
製作は困難を極めます
2013年OPバレルエクステンション誕生
2010年からガスブロメーカーといえばPRIME、IRONが一番でした
両者共にスチールバレルエクステンションをリリース
写真を見て頂けると分かるのですが、バレルナットに実銃トルクをかけると
バレルエクステンションピンが曲がってしまうのです
またフランジの外径も小さいですよね?
この時代は社外パーツはミリ計算された部品が多く、
インチで設計製造されたアメリカ製とはその差が出てしまうのでした
もちろんコストの問題からそこまで精度も高くなく鋼材の剛性も低かったです
そこでOPバレルエクステンションを製造することは必然となりました
全てインチで実銃寸法にて計算、
内部はWAM4ガスブロに最適化
もちろん得意な国産JIS規格SUS削り出しで製造
ロッキングラグはワイヤー放電で抜く拘りです
ついに大黒柱が完成しました
先ほどのフランジの外径が小さい件ですが、多くのトイガンではいまだに小さいものが多いです
写真を見て頂けると一目瞭然
左が初期型のOPバレル
右が現在のOPバレル
フランジの外径がリアル寸法化されています
この時代からCO2化もできるようになったので、
チャンバー位置も市販品から変えています
ガスブロの最大の悩みは「球ポロ」「ノズルとチャンバーの噛み込み」です
これをOPでは解決しています
剛性、精度の低い部品だと公差や剛性の弱さで上記の症状が発生します
実銃部品は100分の3の公差
OPは1000分の3の交差
OPバレルエクステンションも同様にフランジの外径がリアルに
そうすると実アッパーへの収まりがご覧の通りです
完璧なフィッティング
国産JIS規格、ジャパンメイドになぜこれほどまでに拘るか
やはり精度と剛性!
安く作るなら海外!それは今も昔も同じです
しかしOPでしかできないことはジャパンメイド、国産JIS規格です
どんなにコストが上がってもそこは譲れません
実銃トルクで締めるとレプリカのアッパーは割れたり、
エクステンションも持ちません
2014年DLCコーティングの誕生
今でこそ当たり前になりつつある最高級コーティング
F1エンジンブロックや人工衛星の稼働部、高額な医療機械に使用される
採算度外視の最高技術
腐食、摩擦に強くなり、電気も通さない絶縁素材になり、
さらに被膜は数ミクロンで公差の影響が極めて低い画期的なハイテクコーティング
実銃では高級な銃身に施行され、海水でも錆びない、
火薬のカーボンからも腐食しにくくなり銃身の寿命が飛躍的に伸びるとされていました
それがDLCですが長いものに施工すると非常にコストがかかります
今ではSUREFIREのハイダーでお馴染みです
DLCはステンレスにしか反応しないコーティングでもあります
OPバレルはステンレス、、、まるで運命のようなコーティング
当時日本でDLCコーティングができる業者が存在しませんでした
そこでスイス本部にて施工の依頼をしました
おもちゃの銃身ということでしたがなぜかOKに
ただスイスではコストが高いし法律もうるさいからということで
アメリカの支店を紹介してくれました
アメリカではトイガンと実銃と同じ工場で製造してはいけない法律があるみたいで
なにやら特別な工場で施工してくれることになりました
DLCコーティングのためにアメリカに輸出!
加工貿易は非常に関税が高いです
税関にはOPバレルの設計図と実銃転用不可の書類を添付して対応していました
この独自の色、これこそがDLCコーティング
現在では国内最大手の工場にて施工していただいています
当時から車、時計が好きでそこからインスピレーションを得ることも多かったですが、
これはOPでカスタムしたパネライ
当時パネライといえばステンレス無垢のゴツい時計
まだ時計業界でもDLC技術が浸透しておらず別のコーティングが主流でした
そこで新品購入したパネライを完全分解して全てのパーツをDLC化しました
そしてDLC後は電気を通さないためレーザー刻印が不可能になります
DLC後にエングレービングするという荒技を思いつき
ベゼル、バックルに彫刻を日本で有名な彫り師の方にお願いしました
本当はケースもお願いしたのですが大変すぎて、、、でした笑
戦国時代の武士が甲冑の中に彫っていたトンボをデザイン
「不退転」を表す姿です
*遡りますが、2005年は日本刀を海外に輸出していました
2017年OPワークス誕生
*愛好家様のオリジナル銃の実現
2015年11月にマルイからもガスブロMWSがリリース
VFC、GHK、KSC、WEなどガスブロメーカーが群雄割拠する時代
完全に市場として確立した「ガスブロ」
そこにMWSという画期的なシステムで登場したのがMWSでした
OPでは実アッパーが載る銃のカスタムということがメインだったので
WAM4ベースかVFCベースのカスタムしかしていませんでした
そこでOP愛好家様からMWSベースでオリジナルの銃を作れないかというオファーがありました
Tier1隊員の銃や米軍の銃ばかり作っていた私は面白そうだと思い快諾
そこで誕生したのがOPワークス!
お客様の頭の中にある「カッコイイ」を具現化するサービスです
雪国迷彩のSAI GRYは今でも強烈なインパクトと格好良さ
この頃からOPバレルもワンオフが目立ちます
コーティングも金銀銅黒ブラストと多岐に渡ります
ハンドガンのアウターにもコーティング
塗装と違うのは皮膜の厚みと、表面処理の高級感ですよね
実銃同様ですから
ブラストもNOVESKEのように分けたり、刻印を入れたりと
カスタムのクオリティもどんどん深化していきました
今も昔も絶大な人気を誇るKAC
サンドカッターの再現や実銃同様のクロームコーティングも再現
SUPDEFも完全再現
この頃からタクティカル系カスタムがどんどん人気になっていきましたね
グロックに関しても実銃の世界の再現が可能です
ただしハンドガンは法的な規制が厳しいので実物パーツの組み込みはNGとなります
2021年OPロア5th誕生
*国産JIS規格7075+独自のノッカーCO2仕様
5thというのは5作品目でありそこにも歴史がございます
5thが何がすごいかってオリジナルノッカー構造と
実銃同様のボルトキャッチスリットを両立させCO2で駆動することです
ガスブロのファイアリング周りは結構複雑なパーツ構成で
見た目のリアルさからはかけ離れてしまいます
さらに小さなスプリングで動かすにはCO2実物バッファスプリングのパワーでは耐えられません
ボルトキャッチのピンも実銃同様なので剛性は最高レベルです
国産JIS規格7075なので硬質アルマイトもご覧の通り
日本ではいまだ再現されていないガイズリーDDCアルマイトも再現済みです
実物DDCの色の違いを実銃同様にご堪能頂けます
OPコンプリートがここに完成
見た目、剛性、操作性、分解、全てにおいてトイガンの頂点であり唯一無二
それこそがOPコンプリートです
光学機器の輸入から始まったストーリーですが、
ついにこの景色を味わうことができた
これも多くの愛好家様のお陰です
私一人ではここまで来ることができません
愛好家様、業者様、多くの方に支えていただいて今があります
お座敷からスタートとしたコンプリートガンも
不安定と言われたガスブロも
CO2実物バッファスプリングでここまで気持ちよく動き、狙うことができます
CO2なので冬でも安定してお楽しみいただけます、環境にも良いですね
ご覧の命中精度
最近はファスガンなど赤外線で狙うゲームも普及しています
射程距離も100M以上に伸びてBB球も使用しないので
よりリアルな銃が求められます
光学機器も被弾の心配もありませんし、よりハイスペックなものがアドバンテージを明確に得られます
益々楽しくなるガスブロです
M4やハンドガンのカスタム以外にも
カート式M700も実物フルカスタムが可能です
また大口径好きにはたまらないSR25やMRP308もございます
2022年Tier1ギア輸入開始
最高レベルのトイガンが完成すると最高レベルのギアも欲しくなります
ガンロッカーのこれに憧れを頂いた人は多くおられますよね
私もその一人です
そして再現したのがこちら
実際のDEVGRU隊員がこちら
この格好良さですよね
やはりガンボックス、ガンロッカーに置いたままより隊員が着るとさらに映える
しかしこれ自分が着たら全くと言っていいほど映えないんです
DEVGRU隊員のヘルメットの中にはピンナップガールのステッカーが貼られていることがしばしば
やはりカッコイイ銃、カッコイイギア、そしてピンナップガール
最高のギアに最高の銃は和製ピンナップガールが抜群に似合うことを確信
現在のOPに至ります
ここまで長い長文をご覧頂いた皆様に感謝申し上げます
既にOPをご存知の方も、今日が初めての方もご縁があると思います
買う買わないは別として私もトイガンが好きな人の一人です
趣味を一緒に楽しみ深める同志として是非お気軽に雑談のメールや感想を頂戴できればと思います
OPコンプリート、Tier1ギアは全国のイベントに参加していますので、
福岡、広島、大阪、名古屋、東京、東北、北海道と全国周っています
そこで思う存分ご堪能頂けます!事前にリクエストも可能です
またご購入の相談はメール、電話にてお気軽にお問い合わせください
ご納品は全国サービス無料です、私自身がその素晴らしさを説明させて頂きます
また全ての銃には1年保証がございます
万が一壊れても無償で直りますのでご安心ください
OPコンプリートは世界で最も高品質で美しいトイガンです
究極のアートとして、一生モノとしてお楽しみ頂けます
またOPコンプリートがトイガン業界の域を越えて、
社会的に認知、信頼されるアーティスティックな工芸品であること証明したいです