三眼とは
さてさて、本日の本題
三眼
双眼があり、四眼があり、クリップオンサーマルがあり
なぜ三眼が必要なのか、、、
夜眼鏡の世界には
単眼
双眼
三眼
四眼
さらに
五眼
そんな世界が広がります
数字が増えるほどに課金する金額も増え
性能も金額に比例して向上する、全く嘘のない、課金を裏切らない清く正しい世界です
そして人は目が2つしかない、厳密には一つしか見えないのに
なぜこのように多くのものを見ようとするのでしょうか、
現実ではみたくないものが多いから夜眼鏡で見る景色を現実と認識したいのでしょう
誰かが言いました、昔は夢ばかり見ていた夢から醒めなければ良いのにと
でも今は現実が楽しいから夢を見なくなった
三眼
両サイドはナイトビジョン、真ん中がサーマル
通称フュージョン
悟空とベジータが合体するようなもんですね、今の20代前半は知らない?
まぁ最強と最強が合体したらどうなるかってことですよ?
ナイトビジョンとサーマルの合体
果たしてどんなメリットがあるのか?
Fusion Goggle System (FGS)
元デルタ隊員が「茂みに隠れたAKを持った敵」を通常のNVでは発見できず、
三眼だったから気づくことができやられる前に、制圧できたと語っていますね
それくらいブッシュでは通常のNVで人間を発見することは難しいのです
そう、茂みに隠れた人間をNVで探すことは四眼を持ってしても不可能に近い
ブッシュでハイドアンドシーク
双眼と三眼でどちらが先にブッシュに隠れた人を見つけることができるか
面白い動画です
ではスモークを焚かれたらどうでしょう??
これもNVは苦手ですね
しかしサーマルならご覧の通り
でもね、これ映像が単調だから分かりやすいんですよ
こんな広場に人間がぽつんと立っている戦闘シーンなんてないでしょう
もっと市街地とかごちゃごちゃしたところに人がいるわけで
そうするとサーマル単体の映像だとすっごく見づらいんですよね
その映像を見ながら歩くなんてまず無理、キャリブレーションも頻繁に必要ですし
夜眼鏡散歩はあってもサーマル散歩はないじゃないですか
それくらい「索敵」に特化しすぎちゃってるんですよね
いや、本来は「索敵に特化」するために生まれた代物ですよ
そのサーマルに視認性まで求めている現代世界
100ヤードから2200ヤードまで最新クリップオンサーマルの事情
めっちゃ見えますね
恐ろしい世界
これが私の雪山ヘルメット
インビジオで通信しながら三眼で索敵しながら双眼ビューで散歩すれば正に無敵
中身はスポットレスオムニ7+サーマル
白管よりも緑管が好きなのは世代でしょうか
やっぱり緑が立体的に見えて好き
三眼は想像より重くなかったです
「JERRY FB」
FGS史上コスパ最強だと思います
コスパ最強と言っても三眼ですからそれなりに高額ですけどね
元デルタ隊員「https://www.instagram.com/1minuteout/」
たくさんの写真と動画で非常に興味深いです
ぱっと見は双眼にしか見えませんね
3つか
4つか
同氏はインビジオにも助けられたと語るほど愛好家、聴覚保護って大切、歳とれば取るほど若気の至りがたたってきます
今でもV50を使用していますね、V50のメリットはバッテリー内蔵
デジタル簡易無線とか特小無線、スマホ使う人には好都合のアイテム
私も大好き、これ使ってみたら凄いんですよ、ほんとに
こちらも同氏のモデル
元Tier1隊員なので「ぴーえすきゅー36」を使用しています
リテールプライスは四眼とほぼ同じ5万ドル!!現地プライス750万!!!!
もちろん民間人は所有できません、日本にやってきたらとんでもないプライス
この世界
圧倒的FOVは四眼、室内制圧などでは広範囲見える四眼が非常に優位!
しかし屋外のブッシュでの索敵となると三眼が強い!
サーマル単独だとどうしても立体感が乏しいでしょ?
熱源をメインで探索するので周囲の環境認識が乏しいというか厳しい
周辺環境まで綺麗に見えるように性能を上げると自ずとしてボディがデカいんですよ
冷却するためのファンが必要のようで、このファンが壊れた時がサーマルの終わり
そしてこのファンはNVのように何万時間で寿命というものがなく突然電源が入らないという事態になるようです
怖い
もちろんDEVGRU隊員も使用しています
結構昔からあるアメリカの最高技術
この時代にこれ、いかつすぎるよ
MICH2001にフュージョン
COLE氏も現役時代
こちらは「ピーエスキュー42」
うーん、もう分かりませんね
さらに時代は進化しているようで
F-ぱの
フュージョンパノラミックゴーグル
やばいよこれは
専用マウントが必要みたいです
重いし、前に長いでしょうね
今までは四眼にCOTIを装着していましたが、これからはどうなるんでしょうね
このCOTIですが軽量ゆえに装着方法もリングで固定するだけで
そのリングが壊れるとなかなか修理が難しい
ただでさえデカい四眼、そこに突き出したCOTI
このブラケットがなかなか入手しづらいので壊れると大変
対物レンズに合わせてブラケットも様々な種類があります
COTI→ECOTI→TADにバージョンアップ!
FOVは30度のままですがイメージセンサーがどんどん大きくなりました
ECOTIといっても人は350mから450mほどまでしか観測できません
左がECOTIで右が新型のTAD
TADはECOTIよりわずかにイメージセンサーが大きくなっています
索敵距離は同じようですが、果たして
FOV30度ってこれくらい
外側の緑ではなく中の緑ですね
こっちはRCOTIとやら
投影方式が独自
フュージョンぽい四角い映像
FOVはどうしても30度くらいになっちゃうんでしょうね
こちらが中国製Jerry Cとの比較
イメージセンサー的にはECOTIと同じ
COTIはともかくとしてECOTIより凄いんじゃないかって思えますよね
Jerry Cはマニュアルには1km先の人間も観測可能となってますし嘘じゃなさそうです
ECOTIキラーとして名高いJerry C
ちなみに検出だけならJerry FB(三眼)は1.5km先まで可能だそうで、、、
投影するサーマル映像に遅れがなければ良いのですがECOTIも若干遅れて見えますよね、、、
その点フュージョンは遅れがなさそうです
イメージ管の性能はまだまだアメリカ様ですが、サーマルに関してはかなり良いところまで来ているんじゃないでしょうか
あとはボディ自体のバックライト(暗所でスマホの照度MAXみたいな感じ)が眩しいのは欧州、中華で共通の仕様ですかね
目が疲れる
人によってはよく見えるという人もいるので好みかもしれませんが
ホロサイトが乱視の人には使えないのと同じでバックライトが明るいのが苦手な人もいる感じですね
やっぱりねこの分野日本勢が何もできていないことに悔しさが残りますね
10年前にこのような状況を予測できたでしょうか
中国製と揶揄していた時代ですが、今やどうでしょう
日本もガラスレンズ研磨、ハイテク化繊、カーボン、リチウム電池など素晴らしい領域もありますが、
他の領域でも存在感を出して欲しいですよね